頑張るツバメちゃん

宇宙由来の子育てblog

2023年・今年もツバメがやってきた!

3月終わり頃からこの地域でもツバメが子育てをするためにやってきます。

毎年のことながら、ツバメの生態をよく知らない。

ネットで情報を集めてみると、この小さな体のツバメは渡り鳥。

日本へやってくるツバメの多くは東南アジア方面からやってくるという。。。

その距離2,000kmから5,000kmですって

日本列島の南北もしくは東西全長は3,000km

おおざっぱに言えば飛べるツバメなら日本の端から端まで自分の力で飛んでいけるって事。

今年の我が家のツバメちゃん。4月子育てカップル組は残念ながらヒナ6匹を卵から返したところで全て巣の下に落ちていました。 気付いた時にはもう息をしていなかったのです。 全滅は今までの記憶の中になかった出来事なので気落ちしてしまいました。

そして、5月下旬に第2期目の子育てカップルがやってきました。今回はこのカップルの子育て記録です

日記

第1週目 0531 巣が整いました

つばめちゃんは綺麗好き。 既存の巣に新しいワラと自分の羽毛を敷き詰めて寝心地グッドのおうちを作ります。 我が家の軒下には2つツバメの巣があります。今回子育てする巣は第1期のヒナ全滅した巣を使うと決めたようです。

0601-0603 親ツバメと卵

6月1日、わたしの自転車ハンドルに止まって休憩。 多分父親だと思われる・・・というのは、巣にはもう一羽のツバメがまだ卵はないけれど、腰を落ち着かせているから

ここ↑に、大きくなったひな鳥達が留まる日が来るのでしょうか・・

↓は6月3日。 1個卵がある事を確認。 しかしそれが全部なのかもっとあるのかこの時点では確認できませんでした。

第2週目 0604~0610

6月7日、卵6個確認。

第3週目 0611-0617

6月13日↓ 肌が丸見え、産毛が・・・・

6月14日↓ この時の姿からツバメになるとは想像できません

6月15日↓ 肌が見えなくなってきた

第4週目 0618-0624

6月19日 親が運ぶ虫を口をあけて待つヒナ達。 親は朝から晩まで虫探し。 トンボを持ってくる割合が多い。 ヒナが小さな時は、トンボの頭だけ食べる・・・ということで、この頃は首なしトンボが地面に落ちています。

6月22日、1羽のヒナが巣から落下しました。 それに気付いたのは早朝。 激しい雨が降っていて、雨に打たれた姿を発見。 体温が下がったら命が危ないだろうと、タオルで体を拭き巣の近くの自転車のかごに保護。 親鳥が気付いてくれるかもしれない、ひな鳥の鳴き声がこのひな鳥に何か力を与えるかもしれない・・・などの期待もこめていたけれど。 その時点で息はあるが、微動だにしない。 このまま息を引取るかもしれないなぁ・・と半分あきらめていました。

近くのペットショップにミルワームを買ってきて、もしも元気になった時に備えました。

その日の夜、か細い声が聴こえてきました。

「ピーピー」

ミルワームも数匹食べてくれました。

ひょっとしたら持ちこたえられるかも知れない

と、思ったけれど6月24日には再び動きがなくなってしまいました。 そしてその日の夜、様子を見たときには既に息を引き取っていました。 

元気がなくなった24日は出来るだけ手のひらの上に乗せていました。食事はしないけれど、23日に食べた分の糞は出していました。足は動かして居心地の良い体勢にしていたように感じたけれど本当のところは分からないですね。 短い生涯でしたが、精一杯生き切った立派な姿でした。

↑ 歴代のヒナ達が眠るツツジの木の下に埋めました。

第5週目 0625-0701

7月2日↓ 体を乗り出し外の世界に興味を出し始めます。 でもまだ怖い。 生まれてからずっとこの巣の中の世界しか知らないヒナたち。

親鳥はエサをくわえていてもなかなかすぐにはヒナたちには渡しません。 そうです、そろそろ新しい世界へ向かう準備が始まります

巣立ち 0706

朝、ドアを開けるといつも聴こえるヒナたちの声がない。

そして、空を見上げると聴き慣れたあの子たちの声。

そう、あっけなく 突然に 5羽のヒナ全員揃って無事巣立ちました。

https://www.youtube.com/watch?v=XrkVZb9Ueow

その後

7月6日、夕方には戻ってきました(6羽なので5羽のヒナと1羽の親・・・?)。 その時には気持ちよさそうに飛ぶ立派な姿も見せてくれました(↓動画あり)

ヒナ達はしばらく親鳥から虫の取り方を教わり、集団を作り、そのあと秋には東南アジア方面への長旅が待っています。

常に危険と隣り合わせ、明日の命が保証されているわけではない。 でも、力強く羽ばたく姿は希望に満ち溢れています。 ダンスをしているかのように空を舞いあがります。

来年また帰って来られたなら、ここに戻っておいで!

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