「不安が無くなるメガネ」を外そう  ~正常性バイアス・同調性バイアス~

さんかくのせかい

不安が見えなくなるメガネ

今の時代、マスクをすることにより、または例の注射をすることにより『皆しているし、ルール守るべきだし、病気もきっと防げるだろうし』などと窮屈であっても不安な気持ちが少なからず取り払われている、ということを実感されている方は多くいらっしゃいます。 しかしですよ・・ もし、もしもこれが本当の大災害が起こっているのにその感覚を麻痺させるものだとすれば、とんでもないことですね。

今回は「安心・安全」と思っていた行動が、ただの「思い込み」だった為に、後に大災害(大災難)へとつながる可能性があるお話です。

↓の動画は日本赤十字社が作成した「不安が見えなくなるメガネ」です。ご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=SGY2-aidsNE

この「メガネ」をかけていると「マスク」や「注射」の概念が3年前と180度変わります。

と、言ったら信じられますか?

●「心配な事、イヤな事を見えなくしてくれるマスク・注射」                   ●「何かが起きてもみんなと一緒だから安心マスク・注射」

表情を隠し続けて早2年9か月。 幼児は相手の顔の表情から沢山の情報を得られるという機会を失いました。 子供達の成長に必要な呼吸を奪い続けました。 子供達に必要な体験を奪い続けました。 「ワクチン」「注射」を当たり前のように受け入れているこの世界。 その陰で多くの方が涙を流している事を見ようとしない。 「何かがおかしい」と気付けないほどにこの「メガネ」の威力は強大です。 

正常性バイアス・同調性バイアス

良い方向へ動く ~平時のとき~

「正常性バイアス」・「同調性バイアス」という言葉があります。 これはわたし達が生活をする上で心の安定を図り、快適に生活ができるように思考する人間の行動パターンです

自分は大丈夫レンズ =「正常性バイアス⇒ 心配な事、イヤな事を見えなくする

みんなと一緒レンズ =「同調性バイアス⇒ 何かが起きてもみんな一緒だから安心

おおきん
おおきん

普段の生活ではこのバイアスが心の安定をもたらしてくれるのね

悪い方向へ動く ~災害・災難時のとき~ 

災害・災難・恐怖・不安などに襲われてしまった時、このバイアスは危険です (今現在です・・・)

自分は大丈夫レンズ =「正常性バイアス ⇒ 自然災害など予想外のリスクが発生した場合に状況を過小評価してしまう

みんなと一緒レンズ =「同調性バイアス ⇒ 災害時には周囲の人の様子をうかがっているうちに避難が遅れる

日本の多くの方はマスクをすることがまるで「きっと大丈夫」と思わせるあの「不安が見えなくなるメガネ」のように思っているかのようです。 そして、マスクをする事によってもたらされる健康被害や子供の成長の妨げとなる予測も立てられなくなるようです。

のりぞー
のりぞー

でも、災害時や突発的事故や恐怖が発生すると、このバイアスがぼくたちの生活を邪魔するんだよ!

バイアスが掛からなかった実例

東日本大震災 岩手県釜石市

2011年3月11日に起こった大地震。 岩手県釜石市鵜住居(うのすまい)地区も被害を受けた地域の一つでした。 大地震の際に、海辺の小中学校の生徒は自ら率先して自主避難を行いました。津波からの被害を最小限にするための行動です。 必死で非難する生徒達の姿を見て、住民達が後を追ったというのです。 こういった通常ではない突発的な出来事に対し、冷静な判断が出来るかどうかは生存を左右することになります。 この地区の小中学生達は大震災=津波の判断が客観的に出来たからこそ、また普段の訓練を我が事とそれぞれが自覚していたからこそ取れた行動と考えられます。 つまり、正常性バイアスの「大丈夫だろう」という思考よりも「大丈夫ではない」という思考が勝ったのです

まさか自分には起こらないだろうから、きっと大丈夫だ

と、いう正常性バイアスがこの時に働いたならば、きっと生徒のみならず、住民達も避難をする事が出来なかったでしょう。 

【記事】小中学生の生存率99.8%は奇跡じゃない 想定外を生き抜く力⇒https://wedge.ismedia.jp/articles/-/1312

バイアスが掛かってしまった実例

普段の自然災害でもよく聞きます。 例えば大型台風が直撃する地域に住んでいる方が「自分は大丈夫」と思い込み、自分の田んぼを見に行く。 そして、災害に巻き込まれる。 また、「自分は大丈夫」と思い込み、避難をしない。 そして、災害に巻き込まれる。

災害時に思う「自分は大丈夫」「みんないるから大丈夫」という思考は危険。 災害時は率先して「不安がなくなるメガネ」を外し冷静に判断をする事が必要となります。

目の前の風景

コロナ騒動約2年9か月。 「不安がなくなるメガネ」をつけ続けている方は、そろそろ外して自分の判断を冷静に客観的に見てみてはいかがでしょうか。

「災害時」には外しておかないと実際の目の前の風景が分からなくなっててしまう不思議な「不安がなくなるメガネ」。

●「マスク」をすればコロナが消えるワケでもなく、コロナに感染しないワケでもなかった。   ●「注射」をすればコロナから自分の身体を守れるワケでもなく、他人に感染させないワケでもなかった。

それどころか、日本国民が例年と比べ、大幅にこの世を去り、大幅に出生率を下げ、大幅に生活水準が下がり、そして、心身の健康を損ねています。 今までここまで多くなかった免疫不全によるコロナ以外の病気が急速に増えているようです。 

テレビの中の自分とは全く無関係で、自分の事を何も知らない人たちは「これさえすれば大丈夫」と壊れたオモチャの様に今も言い続けています。

sorry
sorry

安全・安心・いのちを守る! 大丈夫!!

でも、振り返る2年9か月の間。 何も変わらないどころか、日本がとんでもない方向へと静かにわたし達に気付かれないように突き進んでいます。 それに気付かないのはあのメガネをかけているからではないでしょうか?

最後に、👆で紹介した【記事】小中学生の生存率99.8%は奇跡じゃない という記事の最後に書かれた文を抜粋し紹介します。 

自分の命に責任を持つことだ。三陸地方には、「津波てんでんこ」という昔話が伝えられている。地震があったら、家族のことさえ気にせず、てんでばらばらに、自分の命を守るために1人ですぐ避難し、一家全滅・共倒れを防げという教訓である。私はそこから一歩踏み込み、子どもに対しては「これだけ訓練・準備をしたので、自分は絶対に逃げると親に伝えなさい」と話した。親に対しては子どもの心配をするなと言っても無理なので、むしろ、「子どもを信頼して、まずは逃げてほしい」と伝えた。どれだけハードを整備しても、その想定を超える災害は起きうる。最後に頼れるのは、一人ひとりが持つ社会対応力であり、それは教育によって高めることができる。
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