波動(その場の気分)でつくる洋裁
夢は大きくデザイナー!
おおざっぱな性格なクセに洋服を作りをたがります。 その結果、糸はクチャクチャになり、直線縫いのはずが曲がっていたり、上糸が強すぎるけれど調節できなかったり・・・それでもテレビのある番組を見るとその気になります。 その番組名は
「プロジェクト・ランウェイ」
アメリカ製作の番組で無名のデザイナー達が与えられた課題をこなし、脱落を逃れ、頂点を目指し、その頂点へ登り詰めた優勝者のみが自分のブランドとお店と賞金を手にすることが出来る夢の番組です。番組は、服のデザインや出来映えだけでなく、挑戦者同士の(醜い)心理戦を映し出し笑いあり、感動ありの番組です。
出場者は出された課題を理解し、瞬時にデザインをし、それを現実の服として創り出します。 見ているだけで、ホント感動。 生地からだけでなく、色んな素材から洋服を創り出します。 制限時間の中で!
自分の手で服を作ることが出来るって、いいなぁ~。 やってみたいなぁ~。
雑巾や、のりぞーの給食袋やナフキンくらいしか作ったことなかったのですが、頭に浮かんだ”やりたい”は「何でも挑戦」と決めたからには、やってみます。 たとえ糸がクチャクチャでもいいのです。線が曲がっていてもいいのです。 自分が着るだけなので( ̄ー ̄)ニヤリ
カシュクールワンピース
カシュクールワンピース→ 胸元が着物みたいに合わさったかたちのワンピース。 ワンピースにもなり、羽織りにもなります。
ネットでみていて「いいなぁ~」と思った画像がこちら☟
さぁ、こんな感じのワンピースを作るの初めて。というより、ワンピースを作るの初めて。 キナリノさんのホームページによると、ナニナニ・・・布は110㎝幅x3Mとあります。縫い方も製図の取り方もすべてこちらのホームページ内に書いてあるので全面頼らせていただきます!
さぁ・・慎重なわたし・・・ 初めての挑戦・・気軽に縫うには 今ある布でやってみる?!
そうだ、破れた掛け布団カバーが洗ったままで残ってる(笑)
柔らかい生地だし、柄もアロハみたいだったような・・・
掛け布団カバーのサイズは 150cm幅x210cm。 なんとか収まりそうです。 身頃(上半身部)の高さを40cm→35cmに抑えた形に勝手にリサイズ( ̄▽ ̄) こんな感じで布を切れば収まる❣☟
縫い方もキナリノさんのホームページを参考にします
自分が着るものなのですべて大目にみればいい
そう、これは誰でもない自分の為の洋服。 完璧を求める必要などないのです。 そう思うだけでとても気楽。 しかも、捨てようと思っていた生地なので気を張ることもない。
掛け布団カバー解体
布団カバーを一枚の布にする。 カバーにはチャックがついていました。 生地にチャックがついている時に、そのチャックを縫い糸から離すステキなアイテムがあります。その名を
リッパー!
これさえあれば、ミシン糸で縫い付けてある糸も、いとも簡単に切り離す事が出来ます。
上の写真は半分に折ってある状態。 この状態にしたらあとは、型紙とおりに裁断する
●スカート部分と紐→ 布に直接チャコペンでも色エンピツでも何でもいいので線をひきました。 ●身頃部分 → 新聞紙で型紙をつくり、布に貼り付けて慎重に切りました。
新聞紙で型紙を作る↓
新聞紙のお手製型紙を布に留め、ペンにて縫い代を書く。 ちょっと大きめに裁断。
裁断後の状態
ミシンで縫っていく
紐を縫い、身頃部分を縫い、後ろ身頃の背中部分に紐をくっつける。 肩部分を縫う。
脇部分を紐を入れながら縫う。
順調な気もしていたが、脇部分辺りで思う。
「35cmに勝手に短くしないほうが良かったかも。 ヒモを縫う場所はどこだ?」
なんとなく、組み立てがうまくいかないような不安に襲われ、ミシン中断。
やる気の気持ちがプツリと切れました(笑) 今回は ”波動的裁縫!” (なんじゃそりゃ)。キモチの向くままに、キモチに従ってやっていきます。
悩んで、しばらく縫う事を忘れていました。 2週間くらいした時に、
「もう一度布をみてみようか」
という気持ちになり、しまい込んだ布とミシンを引っ張りだす。 すると、なんとなく頭が整理されていて、縫い始めたらあれよあれよ・・・とスムーズに。
ミシン糸がクチャクチャになっていたり、途中でなぜか縫い止まりしていたり・・・
それでも、今回は中断することなく、イッキに仕上げまで縫う事だ出来ました。
完成!!
途中で縫う事をやめていましたが、完成しました。完成写真は下の通り。 なんだか左右のバランスがヘンな気もするけれど、
大丈夫!! 着るのはわたしだから!!
「縫いたいなぁ」と思って作り始め、「あら・・ヤバいかな?」で立ち止まり、「やってみるか」で再度挑戦し、なんだかんだで出来ました! (ありがとう! 出来ました!! 感謝しまーす!!!)
プロがみたら笑われる出来映えだとしても、いいんです! 自分が着るのだから。
楽しいチャレンジでした。 次は何をつくろうかな(☆∀☆)
使わなくなった布団カバーで洋裁、あなたも是非!
☆ありがとうございました☆